業界ニュース
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月収に占める家賃の割合
「借主は、月収に占める家賃割合をどのように考えているのか?」
賃貸住宅のオーナーなら興味のある話題ですが、そのアンケート結果が発表されています。
全宅連という不動産会社が加盟している協会が、4年前から行っている「一人暮らしに関する意識調査」の中に、「あなたは毎月の月収に占める家賃割合について妥当だと思う数字は?」という質問があります。
今回(13年度)の調査の有効回答1万7143件のうち、一番多かったのは「20%」という回答でした。
単純に計算すると、月収20万円の新社会人は4万円が「妥当な家賃」と考えていることになります。ちょっと余裕のある月収30万の単身者は「6万円が妥当」ということになります。
実は、第2位は僅差で「30%」となっているのですが、最初の2年間の調査結果は、かなりの差で30%が1位でしたが、今回順位が入れ替わりました。つまり年々、「支払える家賃割合が減少」という傾向が浮き彫りになっているようです。
所得が減っているということより「先行きの不透明感」が、このような回答の流れを生み出しているのでしょうか。